テレビ観たりネットの記事を拾い読みした程度のことしか知らないですが、軽トラがひっくり返されたり喧嘩や窃盗や痴漢があったとか、逮捕者が5人出たとか。
「日本人は礼儀正しい」「災害時でも整然としている」とか時々言われたりしてるようですが、こういう騒ぎをみてると、そんなに日本人を美化していいようなもんでもないよな、と思うんですよね。
わたし、タクシーの乗務員を3年半やってましたけど、ハロウィンに限らず、人間の二面性というか日本人の外面文化というか、そういうのはイヤってほど経験したので余計にそう思うのかもしれないですけどね。
さて、話をちょっと変えて。
実のところ、わたしはハロウィンと言われてもピンときません。子供の頃にはなかったものなんですよね、コレって。ここ10～15年前くらいから耳にするようになったもののように思います。
日本のハロウィンはいつから？
気になったので調べてみたところ、1970年台に原宿のキディランドがハロウィン商品を販売し始めたのが最初らしいです。結構古くてびっくり。その後、1990年台後半になって東京ディズニーランドのイベントになり、2000年台後半くらいからお菓子メーカーがハロウィン商戦を展開…なるほどなるほど。オトナの事情なわけですね。
オトナの事情がスタートだから、背景の文化や価値観は輸入時に捨てられ、バカ騒ぎ文化に成り果てた…と言ったら大げさでしょうか。日本では子供じゃなくてオトナが仮装して騒いでるわけですから。
元々ハロウィンとは？
背景
背景の文化や価値観、歴史なんかも調べてみました。ハロウィン、あるいはハロウィーン（英: Halloween または Hallowe'en[※ 1][※ 2]）とは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭のこと。もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったが、現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがある[1]。
キリスト教の祭ではない[※ 3][※ 4][※ 5]。ハロウィンに対しては、本体キリスト教にとっては異教徒の祭りであったことから、キリスト教教会においては、容認から否定まで様々な見解がある（後述）。
wikipedia - ハロウィン から抜粋引用
海の向こうのアメリカでも、今は宗教的な意味合いってあまりないわけですか。そりゃそこから輸入してくればこうなるのも頷けます。
古代ケルト？
古代ケルトって、どこでしょう？なんとなくイギリスの北の方ってのはイメージできるんですが…と思ってWikipediaでケルト人を検索してみたら、ヨーロッパに広く広がっていたみたいです。現在のフランス北東部からドイツあたりが一番古く、そこから周囲に伝播していったように見えます。わたしが思っていたのはいわゆる"島のケルト"というものみたいですね。アイルランドとかウェールズとかに残っているケルト文化の遺産みたいな。また、ケルト人という民族がいたというより、近代になってケルト語を話していた人達を指す言葉として作られた用語だそうですな。うーん、なかなか難解になってきた…。
ケルトにこだわって調べてると終わらなくなりそうなので別の機会にするとして、ハロウィンに戻りましょう。
大元は収穫祭
古代ケルトのドルイド信仰では、一年を冬の始まる11月1日から始まり、一日の始まりは日没からとしていたそうです。なので、収穫祭は現在の暦では10月31日の日没から始まってたことになります。変な喩えですが、日本でいうところの秋祭りが元旦って感じでしょうか。
とはいっても祭事ですから、集まって騒ぐというより、司祭が祈りと踊りを捧げたりするようなものだったようです。
仮装は魔除け？
新年が始まる夜には死者の霊が家族を尋ねてくると信じられていて（これは日本で言うところのお盆か？）、その時に一緒にやってくる悪い精霊から身を護るために仮面を被り篝火を焚いていたんだそうです。悪霊を追い払う仮装だったらなんでオバケの格好するの？と思わなくもないですが、怖い仮面で悪霊を怖がらせるんでしょうね。
調べていくとなかなか興味深い事柄がありました。
特にケルト文化やケルト人については、今までの概念を修正するいい機会になりました。
ただ、アレですね。
冒頭の話ですが、集まって騒ぐのもいいんですが、人に迷惑かけないようにしろよ、と。
自分のゴミくらい持って帰れ・物を壊すな・盗むな・喧嘩や痴漢は論外です。
あんまり滅茶苦茶してるとハロウィン自体ができなくなりますよ。
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