ウチはだいじょうぶ? - 初めて避難指示(緊急)を受けた時の話(1)

今年の夏(2018年7月)の災害…平成30年7月豪雨と呼ばれてるやつですが、この時に生まれて初めて避難指示(緊急)というのを経験しました。
なにぶん生まれて初めてのことですし、今から思い返せば「こうしておけばよかった」とか「これは問題だよなぁ」てなことがありました。そういうことを、これから何回かに分けて書いていこうと思います。


1回めは「平常時に、自分が住んでいるところの状況を把握しておく必要がある」という話です。



平常時に把握しておく必要性

うちは運良く被害に合わなかったんですが、これ、ホントに運が良かっただけだと思います。広島市のハザードマップ見ると、うちの周りって土砂災害警戒区域だらけですし、平成26年8月豪雨の被災地はすぐ近くですし。被害に合われた方には心からお見舞いを申し上げたいですが、内心「良かった…」というのが本音です。
当日は家にいましたから、避難勧告が出る前からテレビのニュースも見てましたし、広島市のHPでハザードマップ(結構重たい)の確認もしてました。夕方までは重たいながらもハザードマップが見れてたんですが、テレビで「口田南で土砂崩れがあったらしい」という報道があったくらいからだったでしょうか、反応してくれなくなりました。多分みんな一度にアクセスして負荷がかかりすぎたんでしょう。
つまり、なにかが起こってから確認しようとしても確認できなくなってる可能性があるということです。
ネット黎明期に比べると遥かに安定してますが、サーバーのダウン・インフラや回線の物理的破損・ネット自体の急激なトラフィックの増加なと、災害時にネットが使えなくなる要因はたくさんあります。

自分が住んでいるところにどういう危険が潜んでいるのか・避難場所は?・避難経路は? - これらを事前に知ってるだけで、気持ちに少しだけですが余裕ができます。


ハザードマップ

ところで、そもそもハザードマップってなんでしょうか。
Wikipediaによると、
ハザードマップ、あるいは被害予測地図(ひがいよそくちず)とは、自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものである。予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲および被害程度、さらには避難経路、避難場所などの情報が既存の地図上に図示されている。
と説明されています。
つまり、ハザードマップを見れば、今住んでるところにどういう危険があるか とか 最寄りの避難場所はどこか みたいなことが分かるわけですね。

ハザードマップは、国土交通省や地方自治体のHPで公開されていたり、配布されていたりします。「ハザードマップ (お住まいの自治体)」で検索すると見つかると思います。
検索結果

マップというくらいですから、地図になってます。人間って、文字だけだとイメージしにくいんですよね。「○丁目○×番地から△丁目×○番地まで」と言われるより、地図を見てこの範囲って見るほうがわかりやすいです。道路工事計画なんかの説明会に、役所がでっかい航空写真のパネル(計画線や注記入り)を持ってきて説明するのはこのため。

ハザードマップには、いろいろ種類があります。
例えば広島市の場合だと、洪水・土砂災害・浸水とか、災害の種類によって分かれています。広島県は、高潮・津波・地震のハザードマップも公開しています。
少し面倒かもしれないですが、一通り確認しておくのをお勧めします。

もうひとつ、すごく重要なことですが、ハザードマップは絶対ではないというのは覚えておいてください。
「ハザードマップ見たけどうちは少し外れてるから大丈夫だ」とか「官公庁が公開してるものだから」なんて鵜呑みにするのは危険です。人間が作ったものに絶対なんてありません。ましてや相手は災害です。「やばいかな?」「危ないかも」と思ったらそれが正しいです。



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